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ルビー祝代表挨拶/銀祝代表挨拶

ルビー祝代表挨拶
1期 間中 恵子(旧姓:山下)

上智短期大学を卒業して40年。信じられますでしょうか?
私たちが60歳を迎える・迎えたということを?

卒業のとき、私たちを見守ってくれた富士山は、変わらず私たちにエールを送ってくれているでしょうか?
あのとき、この場にいらしたバリー神父様、巽先生、竹之内先生、その他の職員の方々や学友の方々。今は、この地上からではなく、天から私たちを見守ってくださっている方々もいらっしゃいます。ひとりひとりの笑顔が今、この瞬間、みなさまの脳裏をかすめたに違いありません。

上智短期大学での2年間は、短いながらも、とても充実した月日だったのではないでしょうか。今、こうして、みなさまとやりとりをして、ルビー祝を祝うことができますし、毎年のように顔を合わせる仲間もいます。一緒に旅行したり、家族でお付き合いをしている仲間もいます。青春の短い間をとても濃く生きたように思います。

人生の中で最良の友と出会ったのもここ短大であったのではありませんか?

NHK朝の連続ドラマ「花子とアン」の中で、主人公の花子が通う学校の卒業式でブラックバーン校長先生がスピーチをされました。そのときの言葉の中にこんな一節がありました。「何十年かの後に、学校生活を思い出し、あの時代が一番幸せだったと感じたとしたのなら、この学校教育は失敗だったと言わざるを得ません」と。「人生は前進を続けるものであり、最上のものは将来にあるはずだから」と述べました。だからこそ、人生の最後まで希望と夢を持ち続けるべきだ、と校長先生は言ったのでした。

今、ルビー祝に至って、正直な話、「あの頃が一番良かった」と思える日がたくさんあります。60歳に到達して、世界の状況や、社会の不安に押しつぶされそうになって、つい後ろを振り向いてしまうことがあります。でも、私たちはルビー祝以上ものを求めて、最後まで、自分なりの人生を築いて行くべきなのだな、とこのシーンを見て思いました。素晴らしい先生方、職員の方々の愛情に恩返しするためにも、「最上」のものを求めて、希望と理想を持ち続けて進んで行くべきなのだ、と感じています。60歳を過ぎた私たちにもできることは、きっと、まだまだたくさんあるのだ、と感じています。80歳、90歳になったときに、「人生は面白い。長生きするのもいいものですよ」と私たちにメッセージを残してくださった巽先生がおっしゃるように、きっとこの先、もっと面白い冒険が待っていることでしょう。

マザー・テレサが残した言葉があります。

Life is a challenge, meet it.
人生は挑戦です。立ち向かってください。

最後に、私たちに多くの示唆と力を与えてくださった、教職員のみなさま、支えてくださった神父様、シスターのみなさまに心より御礼申し上げます。

 

銀祝代表挨拶
「銀祝を迎えて ~まだまだこれから!!」
14期 笹田 瑞穂(旧姓・三浦)

卒業からもう25年、でも今日久しぶりに会った同期の仲間はちっとも変わっていなくて、いつもはしゃぎあっていたあの頃に戻ったかのように再会を喜びあえたことをとても嬉しく思います。

就職したてのバブル期に浮かれ、失敗して壁にぶち当たってようやく社会の厳しさに目が覚めたことなども今となってはいい笑い話(いえ、失敗も人生の肥やしです!)、でも困難な時期もへこたれることなく乗り切れたのは、ここで得たさまざまなものが武器となり、大きな支えとなってくれていたからだと、そんなことにもあらためて気付きました。

ルビー祝を迎えた1期生の先輩方の若々しいこと!私たちもまだまだこれからですね。住むところも仕事も夢も悩みもそれぞれだけれど、15年後にはみんなですてきな還暦を迎えて、またここで元気に会いましょう!

 

<当日は14期と15期の銀祝生を代表して14期笹田さんよりご挨拶を頂きました。こちらは後日15期生代表挨拶として寄稿頂きました。>

銀祝代表挨拶
「銀祝を迎えて」
15期 川副 真美子(旧姓:内山)

短大卒業25年を祝う銀祝の式典に出席する為、20数年ぶりに秦野を訪れました。久しぶりに訪れた秦野は、駅も街並みもすっかり変わっていましたが、秦野キャンパスは昔のままで故郷に帰って来たような感じがしました。

さて私の短大生活ですが、海外経験のない私が、NATIVEの先生方の授業についていくことは入学当初難しく、落ち込むことも多々ありました。それでも短大生活がつらいと感じなかったのは、聖マリア寮での生活があったからでしょう。寮での生活を一から優しく教えてくださった先輩方、何でも話せる同級生たちがそんな私を支えてくれました。今思えば、早い起床時間に門限、朝の掃除など、少し厳しすぎるような寮での生活もそれ程苦に感じませんでした。友人たちとのおしゃべりは消灯時間を過ぎてからも尽きることはありませんでした。夜な夜なお菓子を持ち寄り、誰かの部屋に集まっては、色々な話をしました。時には盛り上がりすぎてシスターに注意を受けましたが、それも良い思い出の一つです。その友人たちとも今回20数年ぶりに再会することが出来ました。長いブランクなど微塵も感じることなく、短大時代の自分たちに戻ってしまうから不思議です。これも「同じ釜の飯を食った仲」だからかもしれません。

銀祝の式典では、ダニエル・コリンズ元学長からお祝いの言葉と共に、懐かしいソフィアの校章の入った祝状をいただきました。短大卒業後25年の間には、就職、結婚、出産、そして夫の転勤に伴い、5年間のシンガポール生活も経験しました。様々な場面で自分なりに努力してきたつもりですが、大人になると人から褒められる機会が少なくなるような気がします。この祝状を手にした時、先生方から褒めていただいたような嬉しい気持ちになりました。

最後になりましたが、25年ぶりに秦野キャンパスを訪れた私たちを温かく迎えて下さった先生方、そしてこのような素晴らしい式典をご準備して下さったソフィア会の皆様、本当にありがとうございました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。15年後、ルビー祝の式典にて皆様とまたお会いできますことを楽しみにしております。

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