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卒業生のための記念御ミサ

"あなたはひとりではない"

朝方の雨にぬれた色濃い緑が、25年ぶりの卒業生たちを迎えてくれました。
今年は初めて、聖マリア寮の聖ヨハンナ聖堂での銀祝ミサです。式典に先立って、ハウエル上智短期大学学長の司式により、5~60人が集っての記念ミサが行われました。

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静謐な聖堂には浄らかな空間と時間が流れ、久しぶりに秦野に帰ってきた卒業生たちのホーム・カミングを温かく祝う場となりました。今年は特別に、3月におきた東日本大震災で被災されたすべての方、特に卒業生の関係者の方々のためにも祈りが捧げられました。

「上智」のアイデンティティは、英語教育とともにクリスチャ二ティにあります。この二本柱に支えられ、守られ、教えられて私たちは青春の日々を過ごしてきました。この絆は25年を経てなお強い結びつきとして私たちの中にあります。ハウエル学長は、イエスさまの言葉を借りてお話されました「あなたたちは決して一人ではありません」と。どのような困難にあっても、例え目に見えなくても、必ず側にいる友人・先輩後輩・家族・恩師・ふるさと、さらに神様の存在を、私たちはこの御ミサで再確認しました。そして同時に、私たちもまた、誰かのために存在する、ということも。

このような不確かな時代にあって、この力強いメッセージは、私たちソフィアンのつながりの深さを感じさせてくれます。今なお震災の被害に苦しみ困難に立ち向かう人達にも、私たちの思いが届きますように。

空の鳥のように、野の百合のように。御ミサの最後の歌でしたが、途中で「友よ、友よ今日もたたえて歌おう」という歌詞が入ります。銀祝を迎えられた12期生の皆様、そして同窓生全ての皆様と共に「ひとりではない」喜びを歌い続けることができますように、そう祈ってまたの再会を願って別れた銀祝ミサでした。

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