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2022年度卒業式・学位授与式祝辞とバリー賞受賞者コメント

第49回(2022年度)卒業式・学位授与式
 上智大学短期大学部ソフィア会 祝辞
 ジェラルド・バリー賞 受賞者コメント

祝辞

ご卒業おめでとうございます。ソフィア会を代表してご挨拶いたします。
上智大学短期大学部の卒業生の集まりであるソフィア会は、現在約14000人が日本中・世界中にいます。卒業生同士の親睦や恩師との交流、奨学金などの学生支援が主な活動で、卒業生の皆様は自動的にソフィア会の会員となります。

上智大学短期大学部は2023年度に創立50周年を迎えます。今日卒業される皆様は49期生ですが、私は5期の卒業で皆様の44年先輩になります。ほぼ短期大学部の歴史と共に歩んでまいりました。けれども、ソフィア会の役員をお引き受けするようになったのは、卒業25年後の時です。
ソフィア会では卒業25周年に銀祝のホームカミングのお祝いをしています。その時、久しぶりに秦野を訪れ、学生時代の友人に再会し、誘われてソフィア会のお手伝いをすることになりました。
学生時代、同じキャンパスにいたという縁は、不思議なつながりだと思います。その時の出会いが、何年後、何十年後に、新たなコミュニケーションを作り、新しい絆を作ってくれました。

皆さんも、この2年間での出会いを大切にしてください。友人との出会い、恩師との出会い、そして学問との出会い。
それは自ら選んだというよりも、神様からのプレゼントだと思います。同じキャンパスで過ごしたという経験は、それは今は気づかなくても、これからの人生のどこかで、必ず皆さんの力となり、励みとなり、糧となることでしょう。

これからの新しい世界への門出が輝かしものになりますよう、皆さんの出会いが多くの実りをもたらすものでありますよう、心よりお祈り申し上げ、そしてソフィア会はその出会いをサポートする役割であり続けたいと思っています。
改めましてご卒業のお祝いを申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

2023年3月10日
上智大学短期大学部 ソフィア会会長 平野由紀子


ジェラルド・バリー賞 受賞者 清水希来々さんからのコメント

 この度は、ジェラルド・バリー賞という名誉ある賞をいただくことができ、大変嬉しく思います。
 上智大学短期大学部で過ごした二年間を振り返れば、非常に充実した時間だったと思います。講義や学内外の活動、また先生や学友たちとの対話を通して得た多くの学びや気づきは私にとってかけがえのない財産であると同時に、私が成し遂げたい目標に出会うきっかけとなりました。さらに学びを深めるために編入学試験を志し、勉学に励みましたが決して楽な毎日ではなく、日に日に大きくなる不安との葛藤の連続でした。しかし、不安な日々を乗り越え、実のある学生生活を送ることができたのは、紛れもなく諸先生方、教職員の皆様、学友たち、家族の支えのおかげです。多くの方々の支え、そして「夢に向かって努力する」という素敵な経験をさせてくれた家族に心から感謝しています。
 4月から私は上智大学総合人間科学部社会福祉学科へ編入学します。この二年間で得た学びや、今後得ていく学び、培っていく能力を他者に還元できる人となり、生きづらさを抱える人々が少しでも減るように、社会に貢献していきます。
 最後になりますが、上智大学短期大学部の益々のご発展と同窓生の皆様のご多幸をお祈りしております。この度は、誠にありがとうございました。

清水希来々

 

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