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ミシガン便り

「バレエ旅行 in ロシア」

娘が5年ほどバレエを習っている。息子の野球でもそう思うが、日本と比べてかなり恵まれた環境だと思い、少し皆さまにもご紹介してみたいなあ~と思いながら今日になってしまっている。昨年ロシアで参加したDance Openが今年も開催され、その様子がフェースブックにもアップされているのを見て、その旅行のことを書いてみようかなあと思う。

娘のスタジオはロシア出身のディレクターが開いているので、ロシアとのコネクションが強い。昨年春、マリインスキー劇場の招待という形で、サンクトペテルブルグで開かれたそのDance Openというイベントにぶつけてロシア旅行が組まれ、母子で参加できることになった。

秋に募集があり、申し込み、飛行機のチケット手配まではスムーズに進んだが、観光ビザに時間がかかりヤキモキした。冷戦が終結したとはいえ、決して良好とは言えない米露の間の行き来であるし、スノーデンとかウクライナとかの前のことではあるものの、アメリカにビザで住んでいる日本人の申請をアメリカにあるロシア大使館でするということもあり、手にするまでは本当に行かれるのか半信半疑だったことは否めない。無事に受け取ったのは出発の2週間前だった。実際に、その前年、スタジオの発表会「くるみ割り人形」のために例年のようにマリインスキーのダンサーを二名呼んだのだが、入国審査でスパイと疑われ入国できずに送り返されてしまいてんやわんやになったことがあったくらいなのだ。

ビザを手にした、ちょうどその頃、出発前の説明会があった。参加するメンバーの多くは今回が初めての海外。「飛行機が火事になっちゃったらどうするの?」って真剣な顔をして娘に聞いてきた子もいた。初めて、それも一人で参加するのならそんな気持ちにもなるだろう。

参加費はユーロ建てなのだが、スタジオにドルで支払った私たちは、支払ったタイミングによっても金額に差が出てしまった。たまたま為替の変動が大きい時期だったようだ。さっさと払った人が得だったのだが、ドル以外を使ったことがない、こういうことが初めての人たちはわけがわからないと大騒ぎ。「差が出てしまったその理由の説明」から説明会は始まった。

安全性についても再三質問が出ていたようで、ホテルは4つ星、空港からホテル、ホテルからレッスン場、パフォーマンス会場、観光地や劇場、どこに行くのにも車が出るから心配は要らないこと。街自体も泊まるエリアも安全なところで、特別に心配する必要はないことなどなど。「たとえるとニューヨークのようなにぎやかなところだ」と言っていたから、それなりに気を引き締めないといけないかとは思いながら聞いた。

出発空港の待ち合わせ場所、税関の通り方などの説明とともに、乗り換えにも言及。サンクトペテルブルグへの直行便はないので、今回はフランクフルト経由。「経由地では行きも帰りも液体は何も買わないように。」ご存知のようにあのサリン事件以来、少量のもの以外は機内に持ち込めないため、一定量以上の液体は乗り換え時の検査ですべて没収されてしまう。免税店で買った香水やお酒さえも、直行便なら大丈夫なのに、乗り換えがあるために没収になったという話はよく聞く(これには最近、何らかの措置が施されるようになったらしい)。私も以前、友人が米国出張のご主人に託してくれた私宛の椿油を「100mlを越えている」といわれて没収され手元まで届かなかったことがある。手荷物でなくスーツケースに入れてくれていたのなら大丈夫だったのに・・・。せっかくのご好意、残念・・・・。

話を戻そう。質問が出た。母たちも娘たちも本場のバレエショップに行ってみたい気持ちは一緒。「いく時間はあるかしら?」「時間はあります。でもとっても値段が高い!」物価が高いのだそうだ。

クレジットカードはお勧めしない、現金だとのこと。ロシアで流通しているクレジットカードは実はデビットカードばかりだそうだ。なので、「サインではなくPIN入力が要求される。調べておいてください」とのこと。以前にいった人から聞いたが、クレジットカードの詐欺も多いらしく、支払いはキャッシュにするべきだということだ。ドルさえ持っていればホテルで換金してくれると聞き、少し安心。まあ、宿泊、観光だけでなく、三食全部パックのツアーだし、ハウスキーピングのチップも含まれているそうだから、1円、違った・・1ルーブルもなくても行って帰れるかもしれない。高級ブティック、高級ホテルでは「いわゆるクレジットカード」が使えるそうだ。サインで買えるかは???だが・・・。しかしながら、ペットボトルの水一本でさえ5ドルくらいすると別の人に聞いた気がするので、どんな物価だろうと、不安なような楽しみなような・・・・であった。

ちなみに街のなかで「アメリカと違うところは誰も『微笑まないこと』だから、決してビックリしないように。」旧ソ連下の影響で、サービスという発想がないそうだ。"Bad customer service!" アメリカ並みのサービスを受けられるのは高級ブティックや高級ホテルだけだそうで、そういうところの従業員は、特別に教育を受けているのだそうだ。アメリカ並みってどう!?

気になることは電圧。パソコンや携帯電話、カメラ、ビデオをどうするか・・・なども質問が出た。変圧器は購入しないといけない。我が家はアナログ生活をしていて最新のケータイをもっていないから、手持ちを持っていったところで何もできないので気にならないが、世界中に電話がかけられるi-phoneだとローミングにお金がかかるそうだ。1分$5ってホント?「持っていっても必要ないし、なくしてもいけないので、もって行くことはお勧めしません」ということで、少なくても子供たちは置いていくようにと言われる。

そのほか、気候や衣服をはじめ、観劇時にはドレスアップをすることや、レッスンの時間割、パフォーマンス用の衣装やお化粧のことなどのほか、レッスン場に入る親もバレエシューズのような上履きを求められるかもしれないという話なども出た。

 

さて、どんな旅になったやら~。

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