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「ミシガンのソフィアン」

この11月1日、ニューオータニで1500名のソフィアンが集う「100年に一度の大祝宴」が行われる。上智大学100周年、短大40周年、社会福祉専門学校50周年を記念してと耳にして、心は学生時代に飛んだりしている。

先日、春、秋とに開催される軽音楽の調べを楽しんできた。いつもは息子の野球とかち合いいかれないことが多いが、 今回はスケジュールが上手く合った。

フルートとピアノの演奏で始まった演奏会。教会のステンドグラス越しの柔らかな光の中で、ゆったりした時間が流れる。フルートとピアノのシューベルト、アルペジョーネ・ソナタが終わり、三つのカンツォーネとしてオー・ソレ・ミオが始まった。

うわ~・・・伸びやかに美しく、力強く、なにより「楽しく」歌う人登場!聴いているこちらまで歌の世界に連れて行ってもらっている気分になる。

Ko Kaiden氏。
ん?アジア系のようだけれど・・・・何人?名前から判断できないなあ~。

そこでプログラムの「演奏家プロフィール」を見てみると・・・。「上智大学在学中よりオーボエ奏者として・・・云々」。え?上智?ソフィアン?

経歴を拝見すると、日本国内のみならず、欧米各国でも客演主席奏者としてご活躍の由・・・・上智って音楽科があった?オーボエ奏者として後進の指導をなさっているともかいてあるけれど、歌ってもいらっしゃる。才能のある方は違うんだなあ~と聴いていた。

どんな方なのかしらと興味が湧いてきた。お話伺えないかしら・・・。ミシガン便りに載せさせてもらえないかしら・・・。

演奏会終了後、少しお時間をいただいておしゃべりをさせていただいた。とても気さくな方で「僕なんて何もしていないですから・・・・」などと謙遜なさっていたが、いえいえどうして。あれだけの演奏、お歌、圧倒されました!

オーボエの演奏方法などがヨーロッパとアメリカで違うとか専門的にいろいろあるようで、演奏する場所によって演出などを変えたりしているともおっしゃっていた。興味深いものだ。

今は拠点をミシガンのイプシランテ市に置いて、オーボエを主の木管楽器修理工房をなさる傍らOpera On Tap というところで定期的にコンサートを開いていらっしゃるそうだ。一度伺ってみたいと思いながらも、ご存知のように公共交通機関がないため子供の送り迎えで放課後から夜平日から週末まで出たり入ったり出たり入ったりの毎日・・・残念ながら伺えず・・・・のままなのだ。ウェブページを拝見するととても楽しそう~。

改田氏の
「ビール片手にどうですか?」
楽しみにしています~。

同じソフィアンとして、今後のご活躍にワクワクしてしまう。
 

 

改田晃氏
上智大学在学中よりオーボエ奏者として活動を始める。N響、読響、新日フィルはじめ日本の主要オーケストラの定期公演参加、韓国交響楽団首席奏者、ハリスバーグ交響楽団、メキシコのケレタロ管弦楽団の客演首席奏者をつとめる。1990年以降、NYにて'コーラスライン'ヨーロッパ公演、ブロードウエイの'アニーよ銃をとれ'等の木管マルチ奏者、クイーンズ大学のプリカレッジ部門講師として後進の指導に当たる。その間声楽の勉強を始め、中小のオペラ団にて研鑽、ポーランド演劇協会のポーランド公演に参加。また、スペイン歌曲、アルゼンチン歌曲、タンゴの造詣も深く、多くのヨーロッパ公演に参加。2008年イプシランティ市に木管楽器修理工房を開く。オーボエのプライベートレッスン、また'オペラ・オ ン・タップ'の支部長としての活躍を続ける。

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