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ミシガン便り

「中国語」

図書館で無料の語学教室を開いてくれている。月に一度ネイティブがきて教えてくれるのだ。現在あるのは、ドイツ語、スペイン語、中国語。以前、「教養のある中国人は英語を話すから習わなくっても意思疎通できる」といわれたことがあり、なるほどそうかも・・・と納得もし、実際にコミュニケーションに困ることもなかったので、どうしても習いたいと思ったわけではないが、スペイン語講座の講師をしているリディアが一緒に行ってみようよ(教え方をみたい)というので 都合がつく限り参加している。

 

中国語そのものはあまり進まない。ビギナーレベルである上に、漢字を知っている分日本人である私にはかなり楽な状態。以前、友人の金さんからも習っていたから、発音の注意するところなどもわかるからかもしれない。発音の手助けにと紹介され、グーグルトランスレートの使い方を学んだ。なかなか便利だ。そして何より、現在そして過去の中国そのものについての話を聞くことができるのが面白い。

今月は旧正月について。
日本の獅子舞によく似た獅子の踊り、十二支、年越しの、食事(年夜飯 Nian yefan)などについてYoutubeを使うなどして紹介してくれたりした。
大晦日は, Chinese New Year's Eve, a day when Chinese families gather for their annual reunion dinner, is known as Chuxi(除夕), literally "evening of the passing". だとか、子供たちにお金を渡す習慣紅包(Hongbao)などはお年玉と同じだなあと聞いていた。

 

新しいメンバーの中に、何カ国にもわたって住んだり訪れたりしたことがあるという60代の男性がいた。名前をエド(ED)という。中国語自体はそれほどでもないが、中国のことをよく知っているし、テネシー大学からソルボンヌ大学に移り、ドイツに6年住み、日本にも年に2度くらいずついっていたというところしか覚えていないが、世界中北から南、西から東に住んだり訪れたりしていたそうだ。
中国には70年代、アメリカから黒く塗った飛行機で飛んでいって、夜の闇にまぎれてスパイを投下したが、そのうちのひとりはパラシュートが開かず上手く下りられなかったとか、つかまって15年以上刑務所に入れられてしまったとか、そんな話までしだした。
???何でそんなこと知ってるの?とみんなで聞くと、「私はCIAに8年間勤めていました」というではないか・・・・。
もう旧正月どころではなく、中国関係に飛んでいった。

1911年から1997年の間の中国と台湾との関係などなどにも話は及ぶ。手紙のやり取りさえもダメだったとか、スパイがうようよしていたとかそんな話になったり、近年の中国でも生命保険や自動車保険が一般的になってきて、山に住んでいる人(豊かでない)が上海に出てきて、わざと道に寝て車に轢かれて保険金をもらうことがあるとか、そんな話もでてきた。

ちょうど時間が来て講座が終わった後にエドが言う。「冷戦時代のことに興味があれば次回お話しますよ」。講師のアリッサもそれは興味深いと、コーディネーターの許可をもらって次回はその話もしてもらうことになった。
中国語の講座が、中国の知られざる側面について話される機会になると思うと、内緒話を聞くときのようにちょっとドキドキするなあなんて考えながら帰ってきた・・・。

数日後、一緒に中国語を受けているコリーナが言う。「あのエド、覚えてる?CIAの人。この間のドイツ語に来ておんなじ様なことしゃべっていたんだけれど、彼の前に置いてある名札の名前がMikeだったのよ。」

彼の話、どこまで本当なのだろうか・・・。

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