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2018年度 上智大学短期大学部卒業式 報告

2019年3月16日(土)、秦野キャンパスにて2018年度卒業式が挙行され、260名余の みなさんが卒業し、晴れてソフィア会の会員となりました。
短期大学部ソフィア会平野会長の祝辞と、今回のジェラルド・バリー賞受賞の井手内 咲さんのコメントをご紹介します。
卒業生のみなさんのこれからのご活躍に期待します。

短期大学部卒業式 祝辞 平野由紀子会長

学位を授与されたみなさま おめでとうございます。ソフィア会を代表してご挨拶申し上げます。
みなさんには、これから「平成最後の」という接頭語がついてまわることでしょう。私が入学したのは昭和54年。私は5期生ですので、短期大学部の創設はその5年前の昭和48年でした。振り返ってみますと、昭和は、14年間年、平成は30年間あったわけで、まさに平成生まれの皆さま達が中心となってきた学校だということができるでしょう。
そしてみなさまの旅立ちとともに新元号が始まります。新しい時代の初めての卒業生として、平成のレガシーを、あとに続く後輩たちに、母校に示していっていただきたいと思います。
これから、勉強を続ける方、社会に出て活躍される方、進む道はさまざまでしょうが、いま、最高の女子教育を受けたみなさんは、どうぞ先輩たちが切り開いてきた道を、迷うことなく、自信を持って進んでいってほしいと願っています。

校歌にも歌われていますように、母校という言葉は、ラテン語で「アルマ・マーテル」ですが、「マーテル」はマザー、母ですが、最初の言葉「アルマ」は「学校」ではなく「育む、滋養を与える」という意味があるそうです。つまりアルマ・マーテルは「栄養を与えて育ててくれた母」というのがその基の意味で、そこから「知的・人的成長を促してくれた最高学府」を指すようになりました。
これから多くの皆様は、妻として母として、女性として、家庭の中で社会において、誰かに栄養を与え、育てていく存在になっていくことでしょう。その対象は、ご家族であり、仕事であり、そして自分自身を育ていくこと、その基礎となるのが母校であります。
同時に同窓会の「アルムニ」も同じ語源になります。卒業生の集まりであるソフィア会は、母校とのつながりの中で、みなさまのこれからの人生をサポートし、そしてみなさまから支えられて育てられていく、そんな存在です。
どうぞ新しい時代の、新しいソフィア会の先頭となってご活躍いただきますよう、心よりお祈り申し上げます。改めまして本日はご卒業おめでとうございます。

ジェラルド・バリー賞受賞者 井手内 咲さん

この度は、このような栄誉ある賞を受賞する事ができ、大変嬉しく思います。
短大での2年間、ただひたすらに毎日を過ごしてきました。アルバイトや課題をこなし、編入試験の時期には自分のしたい事を模索しつつ、常にその気持ちは自分の中にあるものか、問いかけていました。辛い時も勿論有りましたが、数え切れない方の応援があり、今の私がいると思います。
卒業式で同級生の顔を見た時、この短大に来て良かったと心から感じました。皆な違った苦労や痛みを味わいながら、それを乗りこえてきた、という誇りを持って出席しているように思えました。
4月からは、津田塾大学の国際関係学科に編入します。心機一転、また新たな自分を創りあげていこうと思います。常に外に興味を向け、色々な人と出会い、互いに支え合うことを忘れずに、生活していきたいです。
ありがとうございました。

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