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年頭のごあいさつ
上智大学短期大学部ソフィア会 会長 平野由紀子
2021年の始まりにあたりましてご挨拶申しあげます。
1月に入ってすぐ首都圏では新型コロナウイルス 感染症対策に伴う緊急事態宣言が再発令され、様々な制約下での年明けとなりました。一年前、このような状況になるとは誰も想像していなかったことでしょう。学校行事やイベントは縮小、延期あるいは中止となり、同窓会行事もソフィア会総会、ホームカミング、銀祝・ルビー祝のお祝い等、すべて別な形での開催または延期。一同に会しお互いの顔を合わせての集まりは不可能となりました。
一方で、オンラインで海外や地方の方々と画面上でコミュニケーションがとれるようになりました。移動の時間が少なくなりスケジュール調整もしやすくなったという、新しいメリットも生まれました。
このように、未来に対しての可能性がこれまでとは違った形で提示される厳しい社会環境の中に、いま私たちは身を置いています。
1月5日にオンラインで開催された上智学院の年頭式典で佐久間勤理事長は「新たな歩みの始まりと識別」というテーマを述べられました。「識別」とは、より良いものを選ぶ自由な行為、より普遍的な高い価値を選択する霊性、そのために今あるものを手放す勇気を意味します。
私たちには今こそ Prayer For Wisdom Discernment という祈りの知恵と勇気が必要です。これまでの価値観を大きく変えていく契機が未知のウイルスであったことは不本意であるにせよ、冷静に現実と対峙し希望を忘れずにこの一年を歩んで行きたいと思います。
昨年末で活動を一時休止した「嵐」の歌に「泣きながら生まれてきた僕たちはたぶんピンチに強い」「なんどでも立ち上がれる気がしてる僕の勇気は泉」というフレーズがあります。私の応援ソングです。私たちもご一緒に、心を奮い立たせて、私たちはピンチに強い!と歌いましょう。
知恵と勇気に導かれ、健康と安全に護られた一年となりますように。
※今後予定されているソフィア会行事は、その都度ホームページでご案内いたします。