ホーム 10期 ルビー祝・25期 銀祝 式典 & ホームカミング2024 報告 (10月26日)

2024 ルビー祝(10期生)・銀祝(25期生) 合同式典 報告

10期 ルビー祝・25期 銀祝 式典 & ホームカミング2024 報告 (10月26日)

はじめに
 2024年10月26日(土)感謝のミサ、ルビー祝・銀祝式典及び祝賀会、そして最後のSJ祭が開催されました。最後のSJ祭ということで400人近くの卒業生が秦野キャンパスに訪れました。

10期 ルビー祝・25期 銀祝 式典

 ミサの式典は荘厳な雰囲気のなか行われましたが、数十年ぶりの旧友に会う方も多く、短大に通っていた頃を思い出す方も多かったのではないでしょうか。

・矢島理事からは、ラグビー部顧問の時代に短大にたびたび訪れていたことや、憲法の授業をご担当された思い出を語ってくださいました。二年間の英語の学びを通じて世界に目を向け、意義深い人生を過ごしてほしいとお言葉をいただきました。

・学長からは、現在の在学生が卒業したら閉校するものの、現在も高いレベルを保持しながら少人数教育を行なっているとお話しいただきました。最後の卒業生まで質の高い教育を行っている様子が伺えます。

・シスター羽場からは、急遽祝辞を行なってくださり、「短大は閉校になるが、人の輪は続く、人とのつながりを大切に」と、本学の理念である「他者のために、他者とともに」に通じるお話をいただきました。

・今年のSJ祭実行委員長からは最後のSJ祭を色褪せない思い出として開催したいという意気込みを語られました。

開会ごあいさつ 上智大学短期大学部ソフィア会会長 平野 由紀子

 みなさまこんにちは、5期生の平野由紀子です。ご来賓の矢島理事、本日はご臨席いただきありがとうございます。
 卒業40周年を迎えられたルビー祝の10期生のみなさま、卒業25周年の銀祝の25期のみなさま おめでとうございます。

 久しぶりに、あるいは卒業して初めて秦野を訪れて、在学時代と比べて、ずいぶん変わったところに驚かれた方も多いでしょう。私は秦野駅に降り立つと、真っ先に富士山を見ます。今日ルビー祝の皆さまにお配りしたソフィア会ファイル、これはとなりの管理棟3階にある聖堂の窓から、ちょうど卒業式のときにとった写真です。十字架と富士山。私たちの母校の象徴だといえると思います。
 また、今日のこの会場の反対側 西側の教室から眺める丹沢の山並みも好きです。40数年前、授業の途中で先生の目を盗んで窓の外を眺めていたものです。同窓会とは、同じ窓の会、つまり同じ窓から眺めた同じ風景を共有している私たちの絆だと思います。
 ご周知のとおり、私たちの母校は今後存続しなくなりますが、同じ窓から見た風景は変わりませんし、それを通じて、私たちはこれからもつながっていくことが出来ます。

 今日は、400人を超える卒業生がこのキャンパスを訪れています。
 残念ですが、ソフィアジュニア祭も今回が最後の開催となりました。SJ祭に合わせて開催して参りましたルビー祝、銀祝も最後となってしまいました。しかし、51年前の創立時に入学した1期生は来年卒業50周年の金祝を迎えます。
 今日ルビー祝の皆さまの10年後、銀祝の皆さまの25年後、そして今年最後の入学生となった学生が卒業50周年を迎えるまで、私たちソフィア会は、引き続き同窓会の絆を深めていくお手伝いをして参りたいと考えています。今日はこの後の祝賀会で、20歳の学生時代に戻って、キャンパスを楽しんでください。

 改めまして皆さまにお祝いを申し上げるとともに、今後のソフィア会活動への一層のご協力をお願い申し上げて、ご挨拶とさせていただきます。

ルビー祝 ごあいさつ 10期生代表 金杉 知子

 みなさま、こんにちは。10期生、金杉知子です。指名により代表でスピーチをいたします。
 ルビー祝、銀祝を迎えられた皆様、誠におめでとうございます。先生方におかれましては、ご多用の中お集まりいただき、式典の開催をありがとうございます。ソフィア会役員の皆様、このお祝いの日に向けて趣向を凝らし準備くださいました事、心よりお礼申し上げます。

 卒業して40年です。懐かしい秦野に戻ってきました。
 入学したのは1982年4月。英語漬けの学びが始まりました。
 Volunteer!! とConcepcion先生のお声が未だ耳に残るOral English のクラスではそのvolunteer にクラス全員が即時反応、挙手をして指名され英語で受け応えをするスリリングな授業で、まさしく自主性が鍛えられました。
 「Barryちゃん」なんと当時の私達は学長先生をこう呼んでいました。ご指導頂いた英語音声学では発音と発音記号の関係性を学んだことが記憶に残っています。
 またバリー先生には私の結婚式での司式をして頂き、深く感謝の気持ちを心に持ち続けております。

 たくさんの事を学びました。人間学、巽先生の英文学史、赤尾先生の英文講読、土田先生の日米政治史で現在に至る日米関係やケネディ大統領に関する事、今里先生の大学英文法、商業英語やタイプライティング、竹之内先生の英米文学の授業では文学そのものよりも、なぜか授業中の先生のお言葉「冷蔵庫のお掃除は月に一度はするんだよ」が記憶に残っています。家庭を持つ現在大事に心掛けています。
 また記憶に残るのは「白浜さんのチーズケーキ」は外せません。食堂のソフィアホールのソフトクリームとともに大人気でした。このお味が私のチーズケーキ選択の判断ベースになっています。
 グッと凝縮した多忙な2年間を過ごし、1984年4月に社会人となりました。

 今年上半期に放送されたNHKの朝ドラ「虎に翼」が記憶に残っている方は多いと思います。私もとても惹きつけられました。
 主人公や友人達が様々な社会的バリヤにぶつかりもがき、克服しようと働きかける姿は私自身の体験と重なって見え、この秦野キャンパスで幸せな学生生活を送った私達も同様に様々はバリヤに向き合ってきたと思います。

 これから先も人生は続きます。「For others, With Others」という上智の建学の理念の下からスタートを切った私達ですから、周囲と手を携えてさらにしなやかに歩んで行けると思います。
 皆様、さらにしなやかに歩んで参りましょう。

 ご清聴頂きありがとうございました。



銀祝 ごあいさつ 25期生代表 星野 知沙(旧姓:澤井)

 私は若い頃から志していた音楽の道の為に32歳で自分でグランドピアノを購入し、2人の娘を育てながら演奏を行い目標としていたクラシックとポピュラーの両方のコンクールで入賞を果たし日本のクラシック界の重鎮の先生にも「聞いている人の心に響く演奏が出来る」という言葉を頂き、自宅ではピアノの指導もしています。
 40歳で桐朋学園芸術短期大学(ピアノ専攻)に入学し社会人として3年をかけて卒業して現在は6年目に入り科目等履修生として在学中です。桐朋では作詞・作曲・編曲を始め、卒業迄には作曲作品を自分で演奏するのが一番良いという評価につながりました。また文学も好きで29歳には近畿大学通信教育部で図書館司書資格を取得しています。
 3年前、故カスタニエダ学長の卒業証書の言葉が胸に響きグランドピアノの上に上智大学短期大学部の卒業証書を置き、桐朋学園芸術短期大学の卒業証書と合わせて2つになりました。
 特にカスタニエダ神父様のお言葉は口に出して読んでいます。

 Graduation Day
 March 31, 1999
Congratulations!
 Iwould like you to remember that only you are you. You are a unique person, and there will never be another you.
 God created you for a purpose which only you can achieve. My prayer and hope for you on your graduation day is that you will do your best to achieve that purpose as only you can.

Jaime Castañeda S.J.
Sophia Junior College
Hadano, Kanagawa Prefecture

 翻訳致しますと

 1999年3月31日卒業
お祝いの言葉
 あなたは唯一の存在であって、そのかけがえの無い存在は決して他の人に代わることはできない。
 神はあなただけに出来る目的を創ってくれているので、それを精一杯に成し遂げた時が卒業の日であってほしい。

ハイメ・カスタニエダ
神奈川県秦野市
上智短期大学

 自分の本当の卒業の日はいつになるのか分からないけれど、これからもずっと40年50年をかけてピアニスト・作詞作曲者・弾き歌い・指導者として精一杯に、そして謙虚に人生を学び続けてゆきたいと思っています。



ホームカミング2024

 ホームカミングでは最後のSJ祭ということもあり、多くの卒業生が集ました。懐かしい校舎や、恩師との談笑を楽しむ様子が見られました。当時の思い出に話を弾ませていたようです。2年間という短い期間ですが、短大から見える富士山、満員のスクールバスで通った英語漬けの毎日、編入学や就職活動といった将来に悩んだ日々は、今となってはどれも金色に輝く思い出になっているのではないでしょうか。

アンケート

 今年度はアンケートの実施をいたしました。200名近くの方が紙いっぱいに記入してくださり、皆様の短大での思い出が強く伝わる内容が多くありました。下記に一部抜粋して掲載させていただきます。

★二年間の英語の学びを活かして、貿易業務に45年間携わっています(2期生)
★緑の多い自然あふれる環境の中でゆったりと2年間上智短大で勉強できたこと、多くの友人達や先生方に出会えたことに感謝しております。(11期生)
★人生の中で最も自分らしくいられた2年間だったと思います。(17期生)
★ここで過ごした時間を思い出しながら、これからの人生を豊かなものにしていきたいと強く思いました。(23期生)
★みんな仲良く、のびのびと勉学に励み、美しく思いやりにあふれた2年を過ごしたと思います!(32期生)
★学食でたくさん友だちと語ったこと、その友だちとは卒業後10年近く経つ今でも仲よしです(41期生)


上智大学短期大学部ソフィア会活動支援募金について

 この募金の趣旨は、今後の上智大学短期大学部ソフィア会の活動を継続していくための資金として寄付をお願いしています。当日は、¥17,250の寄付を頂きました。
 ご協力ありがとうございました。



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